ほぼ家にいない人にとっては重要ではないかもしれませんが、
私のように、お家大好きで寒がりな人間にとっては最重要事項といっても差し支えないのが、部屋の日当たりです。
太陽の威力は絶大で、日差しがあるか無いかによって部屋の暖かさが全く違ってきます。
賃貸で日当たりが良く明るい部屋を選ぶためには、以下のポイントを考慮すると良いでしょう。
- 部屋の方角
- 窓の大きさと数
- 建物の周囲にある障害物の確認
一つでも欠けていたら叶いません。
これら3点が揃って、はじめて明るいお部屋となるのです。
部屋の方角
賃貸における「方角」は、通常、住まいの窓やベランダが面している方向を指します。
住居の方角は、日当たりや風通し、景色などに影響を与える重要な要素となります。
以下に、方角に関連するいくつかのポイントを挙げてみましょう。
部屋の方角の調べ方
部屋の方角を調べる方法はいくつかあります。以下にいくつかの方法を紹介します。
- スマートフォンのコンパスアプリ
- 現代はスマートフォンのコンパスアプリを利用することをオススメします。
これを使用すると、手軽に方角を知ることができます。
スマホに初期搭載されている場合もありますし、無ければアプリストアからダウンロードして利用してください。
- 現代はスマートフォンのコンパスアプリを利用することをオススメします。
- 不動産サイトや賃貸物件情報で確認
- 賃貸物件の詳細情報や不動産サイトには、住まいの間取りや方角が記載されていることがあります。
物件情報を確認してみましょう。
- 賃貸物件の詳細情報や不動産サイトには、住まいの間取りや方角が記載されていることがあります。
- 太陽の位置
- 建物の窓の配置から、時間帯と太陽の位置で方角を推測することができます。
部屋の方角の影響をチェック
- 日当たりと明るさ
- 部屋の方角が南向きであれば、日中に陽射しが入りやすく室内は明るいです。
逆に北向きの場合は日当たりが少なく、室内が暗く感じるでしょう。
- 部屋の方角が南向きであれば、日中に陽射しが入りやすく室内は明るいです。
- 風通し
- 部屋の方角によって風の通り道も変わります。
南向きの場合、南からの風が通りやすいです。これが心地よい風通しをもたらします。
- 部屋の方角によって風の通り道も変わります。
- 気温の変動
- 部屋の方角によって季節ごとの気温の変動が異なります。
南向きの住まいは冬場は暖かく感じられることがありますが、夏場は日差しが強くなりやすいです。
- 部屋の方角によって季節ごとの気温の変動が異なります。
- 景色
- 部屋の方角によって見える景色が変わります。
東向きの場合は朝日を、西向きの場合は夕日を楽しむことができます。
周囲の環境や建物の配置を考慮して、理想的な景色を選ぶことができます。
- 部屋の方角によって見える景色が変わります。
- 心理的な影響
- 部屋の方角は、個人の好みや心理にも関連しています。
人それぞれ、自分が快適に感じる方角や風景を重視することが大切です。
- 部屋の方角は、個人の好みや心理にも関連しています。
部屋の方角とライフスタイル
部屋の方角はライフスタイルに影響を与える要素の一つであり、住む人の好みや生活習慣によって適した向きが異なります。
※間取りは1Kで、基本的に窓は一つとして考えます。(角部屋の場合は2つ設定されていることも)
北西~北東向きの部屋が合っている人
- 暑がり、寒い方が好き
- 太陽を見ると死んじゃう
- 日焼けしたくない、紫外線を浴びたくない
- 日中は家にいない
東~東南向きの部屋が合っている人
- 朝型人間
- 午後は外出する
- 会社へ通勤していて休日も外出が多い
朝日が昇るため、朝型生活者に適しています。朝は室内が明るいです。
真東の場合、お昼前には日が当たらなくなるため、日中外出している場合に影響は少ないでしょう。
東南向きのお部屋が人気である理由は、朝の明るさと、午後も陽射しが入り暖かい一方で、西日を避けることができるからです。
南~西向きの部屋が合っている人
- 寒がり
- 在宅が多い
- 夜型人間
- 植物を育てることが好き
お昼頃から日が差し込むため暖かく、夕方も室内が明るいです。
遅めに起床する人は、より西向きのお部屋が合っています。
部屋の向きごとのメリット・デメリット
上記では、ライフスタイルごとに合っている方角を考えました。
今回は、一般的な方角ごとのメリットとデメリットを細かく見ていきましょう。
関東は、湿気が多いというポイントにも注目します。
また、基本的に夏はどの方角にいても夜も暑いです…
北向きの部屋
メリット
- 夏場は室内が涼しい
- 直射日光がないため、日焼けの心配がない
- 夏場の冷房コストを抑えられる
デメリット
- 基本的に室内は暗い
- 冬場は特に寒く暖房コストが増す
- 日が当たらないため、特に梅雨時期はカビやすい
- 湿気対策が必要
東向きの部屋
メリット
- 朝日が昇る方角なので、朝から陽射しが入る
- 晴れている日は目覚めが良い
- 夏場は南~西向きの部屋と比べて、気持ち程度は涼しい(はず)
デメリット
- お昼前には日が当たらなくなり、室内は暗く、冬はとても寒い
- 夏場は予想以上にに暑いまま
- 冬場は暖房コストが増す
南向きの部屋
メリット
- 一日を通して明るく、日当たりが良い
- 冬場は日中の陽射しで室内が温かい
- 冬場の暖房コストを抑えられる
デメリット
- 夏場は南からの直射日光で暑すぎる
- 夏場は一日中暑い
- 風通しと遮光対策が必要
西向きの部屋
メリット
- 冬場は昼間に陽射しが入るため暖かくて最高
- 夕方まで部屋が明るい
- 夕暮れ時に美しい景色を楽しめる
デメリット
- 夏場は夕方の直射日光が強く、室温が上昇する
- 夏場は夕方の余熱の影響で夜も灼熱
- 夏場は朝から晩まで一日中とにかく暑い
- 風通しと遮光対策が必須
- 冷房コストが大きくなる
これらのメリットとデメリットを考慮して、自分の好みや生活スタイルに合った部屋の向きを選ぶと良いでしょう。
窓の大きさと数
住居の窓は、日当たりや風通し、景色などに影響を与える重要な要素となります。
方角が良くても、どのような窓かによって部屋の印象は大きく変わってきます。
以下に、窓の大きさと数に関連するいくつかのポイントを挙げてみましょう。
大きい窓がある物件を選ぶ
まず、バルコニー付きの部屋の場合は、足元から頭上までの大きい引違い窓があるため問題ありません。
注意したいのは、バルコニー無し物件の場合です。
窓が小さく、南向きであっても予想以上に採光を得られない場合があるからです。
間取り図では良いと思っても、写真を見ると窓が小さくて驚くパターンも多いのです。
特に、関東圏の賃貸は狭いため、窓に関しては大きい部屋を選ばないと更に窮屈な気持ちになるでしょう。
窓の数
基本的に、関東圏の1Kでは、窓は1つと思ってよいです。
通常、角部屋であれば2面にそれぞれ窓があります。
しかし、関東圏で1Kの場合、角部屋であっても窓が一つの物件が多いのです。
角部屋のメリットと言える、2面採光が得られないのです。(大問題)
なぜ1つなのかすごく疑問です…予算の問題?
窓は2つ欲しいですよね。
キッチン・トイレ・お風呂にも付いていたら最高ですが、関東圏では中々お目に掛かれません…
窓の種類
出来る限り、複層ガラスの物件を選びたいところです。
複層ガラスとは、複数のガラスが組み合わさった構造の窓で、断熱性や防音性が向上します。
二重ガラスやトリプルガラスが使われることがあります。
室温や騒音は、窓の影響が大きいため見過ごせないポイントです。
窓に関するデメリット
窓は多い方が部屋も明るくなり、風通しも良く換気ができます。
しかし、窓が多いことにもデメリットがあるのです。
- 冷暖房費の増加
- 窓が多いと、季節ごとの気温変化が部屋内に影響を与えやすくなります。(とくに角部屋)
冷暖房のためにエアコンやヒーターをより頻繁に使用する必要があり、それに伴い光熱費が増加する可能性があります。
- 窓が多いと、季節ごとの気温変化が部屋内に影響を与えやすくなります。(とくに角部屋)
- プライバシーの低下
- 窓が多い場合、外からの視線が入りやすくなります。
低い建物や1階の部屋、周囲に視線のある環境であれば、プライバシーの確保が難しくなることがあります。
- 窓が多い場合、外からの視線が入りやすくなります。
- 騒音が入りやすい
- 窓が多い場合、外部からの騒音が部屋内に入りやすくなります。
交通量が多い道路や繁華街に近い場所では、騒音問題が発生しやすいかもしれません。
- 窓が多い場合、外部からの騒音が部屋内に入りやすくなります。
- 日射病のリスク
- 多くの窓が日光を取り入れることで、特に夏季に部屋内が熱くなりやすくなります。
十分な日よけがない場合、日射病のリスクが高まる可能性があります。
- 多くの窓が日光を取り入れることで、特に夏季に部屋内が熱くなりやすくなります。
- 掃除の手間
- 窓が多いと、掃除の際に窓拭きが増えるため手間がかかります。
高所の窓などは特に手が届きにくく、掃除が煩雑になることがあります。
窓は常に外と接しているため、予想以上に汚れやすいのです。
- 窓が多いと、掃除の際に窓拭きが増えるため手間がかかります。
部屋の方角と快適な生活
暑さ対策
夏の関東地方は暑さとの闘いです。
部屋の方角による暑さ対策は、日射しの方向や風通しを考慮して行います。
以下は、各方角ごとの暑さ対策のアイディアです。
- 北向きの部屋
- 直射日光の影響が少ないため、エアコンの冷房効果が高まります。適切な設定温度や運転モードを調整して、快適な室温を保つことが可能です。
- 北向きでも夏は暑いのですが、ほかの方角と比べればだいぶマシです。
- 東向きの部屋
- 早朝に直射日光が入るため、この時間帯にカーテンやブラインドを閉めて太陽の熱を遮りましょう。
- 朝や夜間、室温が比較的低い時間帯に窓を開けて、涼しい風を取り入れます。十分な通風と換気で室内の温度を下げることができます。
- 南向きの部屋
- 日中の直射日光が強いため、遮熱カーテンやブラインドを利用して室内に入る太陽の熱を軽減しましょう。
- 外部に日よけを設置することで、室内の温度を下げることができます。グリーンカーテンも良いですね。
- 早朝の内に窓を開けて換気しておくことも重要です。
- 西向きの部屋
- 午後に強い日差しを受けるため、カーテンやブラインドを閉めて遮光しましょう。
- 窓に遮熱フィルムや日除けアイテムを取り付けて、外部からの熱を遮断します。特に高遮熱性のものを選ぶと有効です。
- 高温の夕陽を避けるため、家具や植物の配置を工夫すると効果的です。
- 早朝の内に窓を開けて換気しておくことも重要です。
- 遮熱・断熱対策
- どの方角の部屋であっても、遮熱・断熱対策が有効です。断熱カーテンや断熱フィルムを窓に取り付けることで、室内温度の上昇を軽減できます。
- 空調機器の利用
- 冷房機器や扇風機を利用して、室内の温度を調整することも考えましょう。
- エアコンとサーキュレーターで室内温度を保つ方法は割と有名ですね。
寒さ対策
冬の関東地方は予想以上に寒く感じます。
寒さ対策も、日射しの方向や風通しを考慮して行います。
以下は、寒さ対策のアイディアです。
全方位での対策
- 窓からの熱の逃げを抑えるために断熱カーテンや窓ガラスの断熱フィルムを利用します
- 冷たい風の侵入を抑えるために、窓やドアの隙間を遮るドアストッパーや風防ひもを利用します
- 重ね着や厚着、毛布の利用など、身体を温かく保つ対策も大切です
- 暖房器具を効果的に配置して、室温を均等に保ちます
- 床暖房などの設備を利用すると、室内の床から温かさを感じることができます
- 電気代は掛かりますが暖かさには代えられません。電気カーペットも良いですね
- 寝る前に布団乾燥機で布団を温めておけば最高です
部屋の方角を選ぶ際の検討事項
家計に優しい暮らし方を選ぶ
部屋の方角と節約にはいくつかのポイントがあります。
以下は、一般的に考慮すると良い方法です。
- エネルギーコストの最適化
- 冷暖房の効率を高めるために、部屋の方角に応じて季節ごとの気温変化を考慮しましょう。
- 南向きの部屋は冬に暖かくなりやすく、北向きの部屋は夏に涼しくなりやすい傾向があります。
- 節約対策の検討
- 部屋の方角によって日照りや通風が異なるため、自然光や風を活用して電気や冷暖房の使用を最小限に抑えることができます。
- 植物の配置
- 部屋の方角によっては十分な日当たりが得られない場合もあります。部屋に適した屋内植物を配置して、夏は直射日光を遮ったり、冬は湿度を上げるなどして、エアコンやヒーターの使用を抑えることができます。
- 周囲の環境を考慮
- 周囲の建物や樹木が部屋に影響を与えることも考慮しましょう。建物や樹木が日照りを遮ることで冷暖房の使用量が増える可能性があります。
- 季節ごとの生活スタイルの変化
- 季節ごとに生活スタイルが変化することを考慮して、冷暖房の使用を最適化しましょう。例えば、冬季は暖房の効果を高め、夏季は涼しさを重視するなど。
- 部屋の配置の最適化
- 家具や家電の配置を部屋の方角に合わせて最適化することで、空間を有効活用できます。これにより、部屋全体の使い勝手が向上し、無駄な電力の使用を防ぐことができます。
これらのポイントを考慮することで、部屋の方角を活かしてエネルギーコストを削減し、家計に優しい暮らし方を実現することができます。
考慮すべきポイント
部屋の方角を選ぶ際には、いくつかのポイントに注意することが重要です。
以下は、一般的な参考です。
- 適当な情報のみに頼らない
- インターネットや不動産情報だけでなく、実際に物件を見に行き、周辺環境や日当たりを確認することが重要です。ネット上の情報が正確でない場合があります。
- 季節による変化を考慮する
- 特定の季節のみを考慮せず、一年を通しての気候変化を見落とさないようにしましょう。
- 季節によって日照時間や気温が異なります。
- 周囲の建物や樹木の影響を考慮する
- 建物や樹木の配置が日当たりに与える影響を無視しないようにしましょう。周囲の環境も重要な要素です。
- 特に道路や建物が隣接している場合に注意が必要です。
- 個人の好みだけに寄らない
- 好みやライフスタイルも大切ですが、その中で基本的な快適さや機能性を優先することが大切です。
- 全ての好みを追求すると、実用性を損なう可能性があります。
- 通風や風通しを考慮する
- 日当たりだけでなく、通風や風通しも重要です。風通しが悪いと湿気や匂いの問題が生じる可能性があります。
- 物件の配置に注意を払う
- 部屋が建物内のどの位置にあるかも考慮することが重要です。
- 角部屋や上階の部屋など、物件の配置も日当たりや通風に影響を与えます。
これらのポイントに留意することで、より適切な部屋を選ぶことができます。
物件選びは慎重に行い、将来的な不満や問題を避けるために重要なプロセスです。
次回
今回は、部屋の方角についての記事でした。
いかがでしたでしょうか?
少しでも参考になれば嬉しいです。
次回は、【部屋の位置】について記事にします。
引き続きよろしくお願いします!
コメント